Message
代表メッセージ
“ライフスタイルとしてのランニングを提案する”
これは、僕がランニングに携わる仕事をするようになってから一貫しているPhilosophyです。
今、日本のランニング人口は1000万人を超えたとも言われています。
マラソンやレース出場を目的とした競技趣向の高い従来型のランナーから、タイムもあまり気にしない新世代のファンランナーまで、今やランニングはあらゆる人たちにとって「みるスポーツ」から「するスポーツ」「たのしむスポーツ」に変貌を遂げました。
そして、人のカラダだけでなくココロにも影響を与えるランニングは、スポーツ、フィットネス、ヘルスケア、メディカル、様々な分野をミクスチャーして新たな価値観を生み出し、ブームという域を脱して人々のライフスタイルの一つになりました。
しかしながら、ランナーやランニングが生み出すカルチャーをサポートする体制は未だ旧態依然のまま、なかなか進歩していないのが現状のようにも見受けられます。
それは、ランニングを始めてから6ヶ月以内に約7割もの人達が、ケガや痛み、疲労蓄積を理由に走るのをやめてしまうというデータが物語っているのではないでしょうか。
僕は、あえて大口を叩くように言うと、こういった実情をなんとかしたいという想いで「RUNDAYS / ACADEMY」を立ち上げました。
実際の指導現場で僕がよく感じる違和感は、“走ることを目的とした指導”をしてしまっているケースが多いということです。
相手がアスリートや、競技として走ることを楽しみたい方々を対象としたものであればそれでも良いかもしれません。
しかし、データにもあるように、今は多くの方々がライフスタイルとしてランニングを楽しんでいます。
そういう方々にとっては、走ることは目的ではなく手段の一つです。
自身のカラダや健康、生活のクオリティをより豊かにするため、ライフパフォーマンスを向上させるための手段なのです。
その手段によってケガや痛みに悩まされている方々を疎かにしてしまうのは、指導者としてやはり見過ごすわけにはいかないと考えています。
そこで、ファンランナー層を含めた幅広い方々を指導・サポートをするために大事になってくるのは、「コンディショニング」という概念を啓蒙していくことではないかと感じています。
コンディショニングと言っても解釈は色々とありますが、ランニングというスポーツに最適化させるとしたら、『コンディションが良い状態=楽に動けるカラダ』を作りあげていくということです。
楽に動ける、つまり、カラダにストレスを与えない効率的な「正しい走り方」を伝えられるトレーナーという存在が不可欠だと考えます。
例えば、ランナー障害への対処も、ケガをしてから治すのではなく、ケガをしないような走り方を教える。
この部分が非常に重要だと思いますが、これは、所謂コーチやインストラクターではなく、トレーナーという職業の役割です。
そのためにRUNDAYS / ACADEMYは、ランニング専門のコンディショニングアプローチに長けたトレーナーの輩出を事業の軸として活動しています。
また、こういった活動が“ライフスタイルとしてのランニングを提案する”ということを掲げた人間の道理なんじゃないかと自分自身で解釈しています。
RUNDAYS / ACADEMYは、これからも全国のランナーやランニングというライフスタイルが生み出す価値観・カルチャー・コミュニティ・時間や場所、そしてカラダとココロ、全てのファクターをサポートするために活動していきます。
RUNDAYS / ACADEMY
Executive Director 三浦 直樹